完璧主義を手放す

【2017年9月24日発行のメルマガの記事を掲載しています】

 

 

今日のテーマは「完璧主義を手放す」です。

 

 

完璧主義の人は、「何でもできて当たり前」と考える

 

親のもとで育った人が多いです。

 

 

テストで90点を取っても「90点も取れてすごい!」ではなく、

 

「どうしてあと10点取れなかったの?」と

 

言われて育ったような人です。

 

 

自分ができていることに注目されるのではなく、

 

できていないことに注目され、そこを責められるわけです。

 

いわゆる減点主義ですね。

 

 

 

親としては、もっと子どもを伸ばしたいという思いが

 

強かったのかもしれません。

 

 

でも、感受性の強い子どもは、

 

「自分はできていないんだ」

 

「自分はまだまだ足りないんだ」

 

「もっと頑張らないと認めてもらえないんだ」

 

と思ってしまいます。

 

 

 

そして、いつのまにか自分自身も、

 

自分に対してダメ出しをするようになるのです。

 

 

「ここができていない」、「これではまだ足りない」と

 

自分を厳しく追及します。

 

 

せっかく親から離れても、自分自身が「厳しい親」となり、

 

ずっと自分を責め続けます。

 

 

これではつらいですよね!

 

 

ここに気づいて変えていかない限り、あなたは永遠に

 

「自分」という厳しい親にダメ出しされ続けます。

 

 

親からは離れられても、自分自身からは

 

一生離れられないからです。

 

 

 

そして、自分に完璧を求める人は、他人にも完璧を

 

求めてしまいがちです。

 

 

その結果、人間関係もうまく行きづらくなります。

 

 

 

完璧主義を手放すためには、自分自身が

 

今までやってきた「厳しい親」から

 

「受容的な親」に変わることが必要です。

 

 

自分ができていることに注目して、

 

そこに○をあげられるようになることです。

 

 

例えば、テストで60点取ったときに、

 

60点も取れたね、頑張ったね!」と言ってあげる親です。

 

そういう親に、自分自身がなればいいのです。

 

 

 

そんなことは絶対にできない、と思うかもしれません。

 

でも、そういう親の元で育った人はたくさんいます。

 

 

そういう人は自分が完璧でなくても許せるので、

 

ストレスが溜まりにくいのです。

 

 

自分自身に受容的になるには、

 

まずは自分ができたことに注目して、

 

そこに○をあげる習慣をつけていくといいと思います。

 

 

 

また、完璧主義の人は最初から高すぎる目標を

 

設定して、それを達成できない自分を責めるという

 

悪循環に陥っている人も多いです。

 

 

そういう人は、今の自分に無理のない目標に

 

設定しなおす必要もあると思います。

 

ハードルを今よりも下げてみましょう。

 

 

そして、仮に目標を100%達成できなくても、

 

できたことに注目して、自分をねぎらってあげましょう。

 

 

それを続けていると、今よりも楽になってくると思いますよ。(^^)